やさしさについて

私が担当させて頂いている、現在建築中のお施主様のお話です。当店では家を建築する前に必ず地盤調査を行います。そのお施主様の敷地も当然調査しました。

結果は現状のままでは家を建てると地盤が耐え切れず、家が傾いてしまうとの結果でした。地盤がこのように弱い場合は地盤補強を施工し、家を建てても傾かないようにします。

方法は大きく3種類あり、表層の土を賢くする『表層改良工法』、固い地盤まで穴を掘り荷重を伝達する『柱状改良工法』、鋼管を強固な地盤まで深く打つ『鋼管杭工法』があります。

私は費用が一番安い表層改良をご提案しました。するとお施主様が、「その方法では今後、自分達の後の世代が建替えできなくなる」とおっしゃいました。

確かにその通りで、表層改良は土にセメントを混ぜるので削岩機専用の機械がないとつぶせない固さになり、解体するのに膨大な費用が必要になります。結果、自然に優しい新工法『砕石パイル工法』での地盤補強を採用しました。

このお施主様は他にも、「断熱材がウレタン吹付けや吹込み断熱では解体する時の費用や産廃費用が高くなるのでは?」という理由で産廃処理が容易な『高性能グラスウール』を選ばれました。

次世代の家族の事を考える『優しさ』をこのお施主様より勉強させて頂きました。これからも当店では目先の性能や費用の事だけでなく、様々な形の『優しさ』で家づくりをご提案していきます。