もりのなか

libra1610
マリー・ホール・エッツ 文/絵
間崎ルリ子 訳
福音館書店


新しいラッパをもって森へ散歩に出かけた「ぼく」が、ライオン、ゾウ、クマなどいろいろな動物たちに出会います。そこで「ぼく」はラッパを吹きながら、おめかしをしてついてくるみんなと行列を作って森を散歩します。

そして森の中でかくれんぼを始めますが、「ぼく」がオニをしているうちに動物たちが…。

この絵本、実は黒一色の版画で書かれています。しかし、子ども達にとっては、木々は緑色に鮮やかに色づき、動物の鳴き声はにぎやかに響く、色彩豊かな森を見つけてくれることと思います。

また、この絵本のラストには、あまり他の絵本には見られない登場人物が現れ、現実世界でもそうあって欲しいと思わせてくれるような、素敵な終わり方になっています。

日本で翻訳されてから50年が過ぎたロングセラー絵本ですので、ご存じの方も多いかもしれませんが、まだの方にはぜひ一度手に取ってもらえたらと思います。

西脇市図書館 城谷 貴幸