「やかまし村」シリーズ

libra1510
アストリッド・リンドグレーン 作
大塚勇三・訳
岩波書店


今回紹介したい本は児童書の「やかまし村シリーズ」です。「やかまし村の子どもたち」「やかまし村の春・夏・秋・冬」「やかまし村はいつもにぎやか」の全3巻です。子どもはもちろんのこと、大人にもぜひ手に取っていただきたい作品です。

作者のアストリッド・リンドグレーンはスウェーデンの作家で、1958年に国際アンデルセン賞を受賞しています。代表作としては「長くつ下のピッピ」が有名です。

やかまし村のお話は、ほのぼのとした田舎の暮らしとささやかな日常が生き生きと描かれた作品です。やかまし村には家がたったの三軒しかありません。そしてそこに住む子どもたちは全部で6人。リーサ、ボッセ、ラッセ、オッセ、オッレ、ブリッタ、アンナです。

やかまし村の子どもたちは楽しいことを見つける天才です。例えば、学校の行き帰りに道端の石や垣根の上を歩いて、道に足がついたら「死んでしまう」ことにしたり、秘密の小屋を建ててインディアンごっこをしたり、弱った子ヒツジを一生懸命育てて元気にし、学校へ連れて行ってみんなを驚かせたりと、本当に楽しい出来事がたくさん描かれています。

私はこの本を読んだ時、?十年も前の自分の子ども時代を思い出し、とても満ち足りた幸せな気持ちになりました。

みなさんもぜひ一度「やかまし村」へ行ってみてはいかがでしょうか。

西脇市図書館 職員